Homebrewとは？インストール方法からNode.jsやnodeのセットアップなど業務に必要な知識を徹底解説

みなさんこんにちは！エンジニアの高澤です！

今回はHomebrewについて、インストール方法からNode.jsやnodeのセットアップなど業務に必要な知識について解説していきたいと思います。

HomebrewはWebに携わるエンジニアにとってはほぼ必須のツールと言っても過言ではありません。筆者の場合は、Webサイト制作業務でのWordPressテーマ開発の時点で必要になった覚えがあります。

非常に多くのエンジニアに利用されており、そのぐらい便利でメジャーなツールなのでぜひ当記事をご活用いただき、お仕事などにお役立ていただければと思います。

Homebrewとは

https://brew.sh/ja

Homebrew（ホームブリュー）とは、macOSやLinuxでソフトウェアを簡単にインストール・管理するためのパッケージマネージャのことをいいます。

通常、ソフトウェアをインストールする際は、公式サイトからダウンロードして手動でインストール作業を行う必要がありますが、Homebrewを使えばコマンドラインから簡単にインストール、アップデート、アンインストールができるため、開発環境を整える際に非常に便利です。

例えば、Homebrewを使えば、特定のバージョンのツールやライブラリをすぐにインストールでき、依存関係の管理も自動で行ってくれます。これにより、開発者が作業に集中しやすくなり、環境設定にかかる手間を大幅に減らすことができます。

Homebrewは、React.jsやVue.jsなどを扱うフロントエンドエンジニアはもちろん、WordPressでのサイト構築エンジニアやそのほかWeb系のエンジニアであればほぼほぼ必須のツールと言っても過言ではありません。

非常に多くのエンジニアに利用されており常識と言っても過言ではないので、仕事で困ることが無いよう当記事で理解していきましょう。

Homebrewが必要な場面

Homebrewが必要な場面としては、以下のような場面で役立ちます。

• 開発ツールのインストールを効率化したいとき
• 環境の一貫性を保ちたいとき
• バージョン管理したいとき

それぞれ解説いたします。

開発ツールのインストールを効率化したいとき

Web開発やソフトウェア開発を行う際、Node.jsやGit、Python、MySQLなど、多くのツールをインストールする必要があります。
Homebrewを使えば、これらのツールを簡単にインストールでき、各ツールの依存関係や設定も自動で処理されます。

Homebrewによって、公式サイトからダウンロードする手間を省きコマンド一つでインストールやアップデートが可能なため、開発環境のセットアップを効率化できます。

環境の一貫性を保ちたいとき

開発チーム内で同じ環境を構築する際に、Homebrewを使ってツールをインストールすることで、チーム全員が同じバージョンや設定のツールを使うことができます。
これにより、「自分の環境では動くけど、他の人の環境では動かない」といったトラブルを減らすことができます。

たとえば、複数のプロジェクトを並行して進める場合、プロジェクトごとに適したツールのバージョンを簡単に切り替えられるため開発環境の整合性が保たれます。また、チーム開発でも、同じ環境を共有しやすくなり、エラーやトラブルを防ぐことが可能です。

バージョン管理したいとき

Homebrewを使えば、インストールしたツールやライブラリのバージョン管理が簡単になります。
例えば、特定のバージョンを指定してインストールしたり、最新バージョンにアップデートしたりできます。

さらに、必要に応じて以前のバージョンにダウングレードすることも可能です。これにより、過去のプロジェクトのメンテナンスや特定バージョンのツールが必要な開発に対応できます。

Homebrewのメリット

Homebrewを利用することには様々なメリットがあります。
あげられるものとしては以下の内容があります。

• インストールの手順が非常に簡単
• 依存関係が自動で解決される
• 効率的なアップデートが可能
• 軽量かつ柔軟
• 豊富なコミュニティサポートされている

それぞれ解説いたします。

インストールの手順が非常に簡単

Homebrewを使うと、ソフトウェアのインストールがシンプルになります。公式サイトを探す必要がなく、ターミナルで1行のコマンドを入力するだけで完了します。

また、インストール後に必要な設定も自動で行われるため、初心者でも安心して利用できます。

依存関係が自動で解決される

あるソフトウェアが他のパッケージを必要とする場合、Homebrewはそれを自動的に検出し、必要なものをすべてインストールします。

これにより、依存関係によるエラーが防がれ、スムーズなインストールが可能です。初心者が躓きがちなポイントを解消してくれる便利な機能です。

効率的なアップデートが可能

Homebrewを使えば、インストール済みのソフトウェアをコマンド1つで最新バージョンに更新できます。一つひとつ手動で確認・更新する必要がないため、時間を節約でき、常に最新の機能やセキュリティ修正を利用できます。

軽量かつ柔軟

Homebrewは必要最小限のリソースで動作し、システムへの負担が少ないのが特徴です。
また、さまざまなカスタマイズが可能で、開発者のニーズに合わせて柔軟に使えるため、初心者からプロまで幅広く支持されています。

豊富なコミュニティサポートされている

Homebrewは多くの開発者に利用されているため、ドキュメントやチュートリアルが充実しています。

トラブルが発生しても、公式サイトやフォーラム、ブログなどで解決策を見つけやすいのが魅力です。利用者が多いからこそ安心して使用できます。

HomebrewをインストールしてNode.jsとnpmをセットアップする方法

それでは早速、HomebrewをインストールしてNode.jsとnpmをセットアップする方法について解説したいと思います。

見出しタイトルの通り、Homebrewをインストールして、インストール後そのHomebrewでNode.jsとnpmをインストールしてセットアップすることをゴールにして解説したいと思います。

Homebrew をインストールする

まず最初に、Homebrewをインストールしていきます。

Homebrewをインストールするには、ターミナルからインストール用のコマンドを実行する必要があるので、まずはターミナルを起動していきます。

下図のようにMacのLaunchpadなどからターミナルのアイコンなどを探していただき、クリックして起動してください。

起動したら、下図のようにターミナルが開きます。

ターミナルが開いたら、以下のコマンドをターミナルにそのままコピー＆ペーストしてください。以下のコマンドはHomebrewの公式ページからもご確認いただけます。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

ペーストしてEnterをクリックして実行していただくと、PCへのインストールが始まります。

ちなみにインストール時間がこれまためっちゃ長いです。しばらく待ちましょう。
インストールが終わったら、以下のコマンドをターミナルから実行してみてください。

brew -v

下図のようにバージョンが表示されたらHomebrewのインストールは完了です。

これでPCからターミナルを通してHomebrewを利用することができます。

次はこのHomebrewを利用して、Node.jsとnpmをインストールしていきましょう。

Node.js と npm をインストールする

Homebrew がインストールできたら、Node.jsとnpmをインストールすることができますので、ここで進めていきましょう。

ターミナルから以下のコマンドを実行します。

brew install node

上記コマンドの「brew install node」は、Homebrewを使用してNode.jsをインストールするコマンドです。

Node.jsは、サーバーサイドや開発ツールで広く利用されているJavaScript実行環境であり、npm（Node Package Manager）も同時にインストールされます。

このコマンドを実行することで、システムに「Node.js」と「npm 」を簡単に導入することができます。

ただし、複数の Node.jsバージョンを管理したい場合は、「nodebrew」などのバージョン管理ツールの使用が推奨されます。（Nodebrewとは、Node.jsのバージョンを簡単に管理・切り替えできるツールです。これにより、複数のプロジェクトで異なるバージョンのNode.jsを使用する場合や、新しいバージョンを試したいときに便利です。）

「brew install node」の実行が完了したら、以下のそれぞれのコマンドを実行してバージョンが表示されるか確認してみてください。

node -v
npm -v

上記コマンドの「node -v」と「npm -v」は、現在インストールされているNode.jsとnpmのバージョンを確認するためのコマンドです。

下図のようにバージョンが表示されれば問題なくインストールされているということになります。

ここまでできたら、Webエンジニアに最低限必須のツールをPCに導入できたことになります。お疲れ様でした！

例えば、WordPressエンジニアの方であればDockerを使ったwp-envでローカル環境を作れるようになりましたし、フロントエンドエンジニアの方であれば、React.jsやVue.jsなどで構築するのに必要なコマンドを実行できるようになりました。

このように、Web系のエンジニア業務であれば様々な場面でほぼほぼ必須でNode.jsなどが必要になるので、ここでしっかりHomebrewやNode.js、npmについて確認しておきましょう。

Homebrewのコマンド一覧

Homebrewは、macOSやLinuxでソフトウェアのインストールや管理を行うためのパッケージマネージャーです。

以下に、よく使用される基本的なコマンドをまとめましたので、よろしければお仕事などでご活用ください。

これらのコマンドを活用することで、効率的にソフトウェアの管理が可能となります。

まとめ

Homebrewは、macOS上で動作するパッケージ管理ツールで、エンジニアにとって必須のツールと言えます。

特に、Webサイト制作やWordPressテーマ開発などの業務で必要となることが多く、非常に多くのエンジニアに利用されている便利でメジャーなツールです。

当記事では、Homebrewのインストール方法から、Node.jsやnpmのセットアップまで、業務に必要な知識を解説します。

ぜひご活用いただき、業務にお役立てください。