経済学入門!名目賃金・実質賃金とは?エンジニアが経済についてわかりやすく解説

投稿日:2024年07月08日(月) 更新日:2024年11月10日(日)
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こんにちは!エンジニアの高澤です!

筆者はエンジニアではありますが、日頃経済について意識して仕事をすることの大切さを実感していたり、大学では政治経済学科を専攻していたこともあり、皆様の人生に少しでもお役に立てればと思い執筆いたしましたので、技術などの学習の息抜きとしてもご覧いただけましたら幸いです!

今日は経済学の基本的な概念の一つ、「名目賃金・実質賃金」についてお話しします。機会費用を理解することで、日常生活やビジネスの意思決定がより賢くなるでしょう。

名目賃金とは?

名目賃金とは、企業から支払われる賃金の実際の金額のことです。これは、物価の変動を考慮せずに単純に給料の額面を指します。たとえば、あなたの月給が30万円であれば、その30万円が名目賃金です。

  • 例: あなたの月給が30万円の場合、それが名目賃金です。次の年も月給が30万円であれば、名目賃金は変わりません。

実質賃金とは?

一方、実質賃金は名目賃金を物価の変動で調整したものです。実質賃金は、実際にどれくらいの購買力があるかを示しており、名目賃金の金額に対して物価の上昇や下降を反映させたものです。物価が上がると、同じ名目賃金でも実質的に買えるものが少なくなります。

  • 例: あなたの月給が30万円で、物価が上がった場合、その30万円で買えるものが少なくなります。つまり、実質賃金が下がったことになります。

名目賃金と実質賃金の違いを具体例で説明

  • 名目賃金だけを見る場合
    2023年:月給30万円
    2024年:月給30万円

この場合、名目賃金は変わりません。しかし、物価が変動すると実質賃金に影響を与えます。

  • 物価が上がった場合の実質賃金:
    2023年:月給30万円で100個のパンを買える。
    2024年:月給30万円で90個のパンしか買えない。(物価が上がったため)

この例では、名目賃金は変わっていないけれど、実質賃金は下がっています。なぜなら、同じ金額で買えるものが減ったからです。

  • 物価が下がった場合の実質賃金:
    2023年:月給30万円で100個のパンを買える。
    2024年:月給30万円で110個のパンを買える。(物価が下がったため)

この場合、名目賃金は変わらないが、実質賃金は上がっています。なぜなら、同じ金額で買えるものが増えたからです。

なぜ名目賃金と実質賃金が重要なのか?

名目賃金と実質賃金の違いを理解することは、経済状況を正確に把握するために重要です。名目賃金が上がっても、物価がそれ以上に上がれば実質賃金は下がることがあります。これは、生活費が増えて実際に使えるお金が減ることを意味します。逆に、物価が安定しているか下がれば、名目賃金が同じでも実質賃金は上がる可能性があります。

まとめ

  • 名目賃金
    実際に支払われる賃金の金額。
  • 実質賃金
    物価の変動を考慮した実際の購買力。

名目賃金が上がっても、物価の上昇がそれ以上であれば実質賃金は減少します。そのため、経済の健全性を評価する際には、両方の指標を考慮することが重要です。これにより、個人の生活水準や購買力を正確に理解することができます。

執筆者

UMENOKI編集部 高澤 翔汰

歴5年目(2024年8月以降から5年目です)のエンジニアです!
CMSでのサイト構築とWebデザイン制作を兼任して5年目になります。
自作のiOSアプリ(iPhoneアプリ)やWordPressプラグインを開発することもあり、まだまだ現在進行形で勉強中です!

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